ニャック・ポアン

Neakpean

「ニャック・ポアン」は、「絡み合う蛇」と言う意味で、12 世紀の後半に、ジャヤヴァルマン七世が建立した仏教寺院。2匹のナーガ(蛇)が基壇を取り巻き、祠堂が池の中央にある。中央の池は、病を癒す不思議な水をたたえる伝説の湖「アナヴァタープタ」を模したといわれており、四方にある祠のような場所に水が流れ出す仕掛けになっている。

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中央の祠堂の横にある神馬ヴァラーハ(観世音菩薩の化身)その下部にしがみついている人がいますが顔は隠れていて見えません。その中の一人が「ヴァラーハ伝説」によるとシンハラという男だそうです。

中央の池から四方にある祠のような所に、人、ライオン、ウマ、ゾウの頭部をかたどった物があり、その口から水が流れる仕組みになっているようです。アップすぎて気持ち悪いかも。

小話 ヴァラーハの伝説

シンハラと仲間は航海中に難破し島に打ち上げられた。そこに住みついていた美しい女に化けた人喰い女(ラークシャシー)の夫になる。ある夜、シンハラがふと目を覚ますと部屋のランプが言った。「彼女は人喰い女で危険が迫っている、海辺にヴァラーハという馬が待っているから、それにのって逃げなさい。ただし馬に乗ったら決して目を開けてはなりません。」シンハラは仲間たちを起こし、みんなで海辺へ行きヴァラーハにしがみついた。馬は天高く駆け上がり目を開けなかったシンハラだけが助かった。この馬こそシンハラが崇めていた観世音菩薩の化身だった。ダメと言われた事はしちゃいけないという事ですね。

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